夢想飛行−非連続線上の飛躍
保守思想は、国家主義と自由主義の圧力から伝統的価値観を墨守する中道である。仏教、神道に立脚した脱近代を志向する時期がきている。個人益ブログ、メモ帳です。
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クローズアップ現代“就職氷河期世代”夢はつかめるか
2007年10月4日(木)、NHKクローズアップ現代で放送された就職氷河期世代の挑戦の話である。所謂、「チャイナ・ドリーム・シンドローム」である。
最近、人材派遣会社を介して、中国へ行く就職氷河期世代が増加している。仕事内容は、アウトソーシングビジネス。NHKでは、日本企業の電話対応業務を紹介していた。雇用条件は、「1年契約」「時給20元(※1)」「家賃は半額保証」「無料中国語研修」というものだ。日本固有の社会制度「終身雇用」「年功序列」の弊害によって未来を閉ざされた人間が夢を追いかけるのである。夢とは、「正規雇用」に就く事。
就職氷河期世代の就職「勝ち組」は、大企業の景気回復で求人が溢れている。この世代で社会経験豊富な人材が不足しているからだ。つまり、団塊世代が団塊世代の日本固有の権利である「年功序列」「終身雇用」を守る為、「企業別」労働組合を利用して労使協調を行い、人為的格差を創出し、その後、企業の「年功序列」「終身雇用」を維持する為に更なる格差拡大を招いている。就職氷河期世代の絶望感の中、彼等は中国に光を見出す。
しかし、中国での生活は、通常業務をこなし、その後、中国語研修を受ける。つまり、朝から晩まで暇は無い。そして、労働環境も日本人の職場、日本語でのテレホンオペレーター、つまり、中国内の「日本社会」でしかない。故に、彼等は、中国語の能力が伸びない、中国でのビジネス人脈を構築できない、中国ビジネス慣習やノウハウを習得できない。その結果、彼等の夢であるはずの契約満了時に日本企業の中国支社や支店で正規雇用社員になる、そういう夢を実現する為のキャリアになっていない、その厳しさを紹介していた。
J-CAST:経理・総務はもはや不要?? コスト削減で中国への委託加速
経理、総務といった会社の秘密を含む仕事を外注するのは昨今珍しくないが、今度は中国に業務を委託する例が増え始めた。中国に子会社を設立して、日本企業からの受注に乗り出すところもあり、これが一つの潮流になりつつある。日本人でないとできない、と思われた仕事が外注されるのは衝撃的だ。日本企業ではいずれ経理・総務の要員はいらなくなる?
2,500社の日本企業が中国へ委託
こうした社内業務の外部委託は、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)と呼ばれる。中国でのBPOは、日本企業での人事・総務・経理・営業事務といったオフィス業務を、人件費・設備費が低い中国の拠点で実施する、というもの。コスト削減を図る日本企業にとっては魅力的なサービスで、需要はあるようだ。2007年9月3日に放送されたNHKの「NHKスペシャル」では2,500社の日本企業が中国でのBPOサービスを利用している実態を紹介している。
番組では通販大手のニッセンが人事業務の50%、経理業務の40%を中国のBPO会社にアウトソーシングしたことを紹介している。総務部の業務が、日本語が堪能な中国人スタッフに受け渡されることへの、社員の苦悩振りが描かれている。
ニッセンの片山利雄社長は番組のなかで、
「中国は今や『世界の工場』だけじゃないですよ。事務といった仕事までも海外に行くようになった。そういうローコスト体制とらないと競争に負けると思うんですね」
と話している。
日本IBMが経理業務を請け負う会社を設立
日本IBMも中国への業務委託を進めている。同社は2004年に購買部門66人分の業務を中国の上海に移管。コスト削減に繋がったほか、「業務を集中させて品質を上げるなどの効果があった」(同社広報)という。
さらに同社は自社向けのBPOサービスだけでなく、他の企業向けのBPOサービスの拠点となる「IBM大連センター」を中国・大連に設立した。企業の経理業務を日本語に堪能な中国人スタッフが一括して行うサービスを展開している。
中国でのBPOサービスは、コスト的には国内のアウトソーシングに比べ、少なくとも20〜30%程度の削減が見込まれるとされている。あるアウトソーシング業界関係者は、
「短納期・大規模なエントリー業務などは、日本国内では人材の確保が困難になってきているが、中国の人材を活用することで大規模な処理・業務に対応できるのは大きなメリットだ」
と語る。
さらに、
「日本のホワイトカラーの生産性は先進国と比較して低い状況にあるが、業務を分解し最も適した場所で仕事を行うBPOは日本の労働生産性の向上にも貢献していくだろう。BPOサービスに対するニーズは今後もより一層拡大拡大していくと考えている」
一方、数は少ないが、中国の民間企業には日本企業の経理・総務の業務を受け持つ人材を募集しているところも出てきた。今後、経理や総務といった業務が中国の人材でまかなわれるケースが多くなるのは確かだ。
********転載終了********
格差問題に関して重要な要素が理解できるはずだ。つまり、最低賃金の引き上げは問題の解決にならない可能性がある。寧ろ、更なる、アウトソーシングの加速化に伴う国内雇用醸成の悪化を招く可能性がある。本当に、フリーターの方が無職よりマシ、と実感させられる社会になる危険性である。高所得を欲するならば、それ相応の生産性が必要になる。私が生産性を上げる努力を怠るな!と警鐘を鳴らすのもここに意味がある。
今の格差是正に必要な点は、民間企業が欲するスキルを、非正規雇用やフリーター、ニート等に教育・研修する機関である。これは、民間主導が望ましく、その研修機関に基本補助金を支払い、研修受講生から正規雇用が誕生した場合、成功報酬補助金を拠出するべきである。霞ヶ関官僚に民間のスキルは無い、故に、無能官僚によるリセッションを起こすのだ(※2)。
IT革命、ITの普及に伴い、元々資本に国境は存在しなかったが、その存在が、益々、形骸化しているのだ。IT普及の齎すグローバル化によって、国家間格差が是正されているのだ。
私が、「チャイナドリーム」という言葉を聞いたのは、今から数年前である。「ドリーム=夢」は「ドリーム=夢」でしかない。つまり、実現性の低い話、大多数は失敗し、極少数が獲得できる文字通りの「夢」なのである。しかし、絶望感と無気力で生きるよりは、「チャイナドリーム」を追いかけ、自力で道を切開こうと考えるのは良いことだ。しかし、NHKの番組の中で感じたのは、紹介されていた日本人は、自覚が足りない、とても甘い、と感じた。勿論、彼等は真剣で必死なのであろう、しかし、チャイナドリームを追いかける人間全員が本気で必死なのだ。他の人よりも抜き出る何かが無い限り、チャイナドリーム獲得者にはなれない、普通の本気は本気で無いのだ。
私は、海外での生活・ビジネス経験もある、東南アジアで起業した日本人ビジネスマンも知っている、シリコンバレーの日本人企業家も知っている、マッドスルーした人も知っている(※3)、そこでの成功者も失敗者も知っている、成功した人は、現地に骨を埋める覚悟があった、1年で一気に老ける、痩せる、まるで別人のようになる、現地で支えてくれるパートナー(国際結婚した人も居る)を獲得している、筆舌に尽くし難い苦労をしているはずだが苦労話さえ口に出さない、「運」が良かったと評する、私が知る限りではそういう人達だ。「運も実力のうち」とは、「運」を引き寄せる為の努力を怠らなかった人に対する表現である。
夢を追いかけるのも良いが、現実を見据えた「目標」を持つことである。フリーターから起業し成功している人間もいる。チャイナドリームを追いかけ獲得できるなら、それと同じ労力・努力を注げば日本で正規雇用の地位を手に入れる方が容易いと思うのは私だけであろうか。「チャイナドリーム」が現実逃避の一つの手段にならなければ良いと感じた。
参照:Categoly 格差・団塊・就職氷河期
※1 円換算で約300円、この金額は中国人労働者と同じである。優遇措置は「中国語研修」を無料で受講できる、という点である。
※2 現在進行中で、極めて深刻な事態が襲っている、それは既に数字に顕在化した。
※3 「マッド・スルー」とは、シリコンバレーで使われる表現です。起業家が、絶望的な困難にぶつかり、超越しようと苦しむ、その時、泥沼の中にいるようでどちらが上か、下か、左か、右かさえ分からない状態になる。その状況でもがき苦しみながらも「自力」で打開したものへの賛辞である。それを成し遂げる者は少数である。


最近、人材派遣会社を介して、中国へ行く就職氷河期世代が増加している。仕事内容は、アウトソーシングビジネス。NHKでは、日本企業の電話対応業務を紹介していた。雇用条件は、「1年契約」「時給20元(※1)」「家賃は半額保証」「無料中国語研修」というものだ。日本固有の社会制度「終身雇用」「年功序列」の弊害によって未来を閉ざされた人間が夢を追いかけるのである。夢とは、「正規雇用」に就く事。
就職氷河期世代の就職「勝ち組」は、大企業の景気回復で求人が溢れている。この世代で社会経験豊富な人材が不足しているからだ。つまり、団塊世代が団塊世代の日本固有の権利である「年功序列」「終身雇用」を守る為、「企業別」労働組合を利用して労使協調を行い、人為的格差を創出し、その後、企業の「年功序列」「終身雇用」を維持する為に更なる格差拡大を招いている。就職氷河期世代の絶望感の中、彼等は中国に光を見出す。
しかし、中国での生活は、通常業務をこなし、その後、中国語研修を受ける。つまり、朝から晩まで暇は無い。そして、労働環境も日本人の職場、日本語でのテレホンオペレーター、つまり、中国内の「日本社会」でしかない。故に、彼等は、中国語の能力が伸びない、中国でのビジネス人脈を構築できない、中国ビジネス慣習やノウハウを習得できない。その結果、彼等の夢であるはずの契約満了時に日本企業の中国支社や支店で正規雇用社員になる、そういう夢を実現する為のキャリアになっていない、その厳しさを紹介していた。
J-CAST:経理・総務はもはや不要?? コスト削減で中国への委託加速
経理、総務といった会社の秘密を含む仕事を外注するのは昨今珍しくないが、今度は中国に業務を委託する例が増え始めた。中国に子会社を設立して、日本企業からの受注に乗り出すところもあり、これが一つの潮流になりつつある。日本人でないとできない、と思われた仕事が外注されるのは衝撃的だ。日本企業ではいずれ経理・総務の要員はいらなくなる?
2,500社の日本企業が中国へ委託
こうした社内業務の外部委託は、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)と呼ばれる。中国でのBPOは、日本企業での人事・総務・経理・営業事務といったオフィス業務を、人件費・設備費が低い中国の拠点で実施する、というもの。コスト削減を図る日本企業にとっては魅力的なサービスで、需要はあるようだ。2007年9月3日に放送されたNHKの「NHKスペシャル」では2,500社の日本企業が中国でのBPOサービスを利用している実態を紹介している。
番組では通販大手のニッセンが人事業務の50%、経理業務の40%を中国のBPO会社にアウトソーシングしたことを紹介している。総務部の業務が、日本語が堪能な中国人スタッフに受け渡されることへの、社員の苦悩振りが描かれている。
ニッセンの片山利雄社長は番組のなかで、
「中国は今や『世界の工場』だけじゃないですよ。事務といった仕事までも海外に行くようになった。そういうローコスト体制とらないと競争に負けると思うんですね」
と話している。
日本IBMが経理業務を請け負う会社を設立
日本IBMも中国への業務委託を進めている。同社は2004年に購買部門66人分の業務を中国の上海に移管。コスト削減に繋がったほか、「業務を集中させて品質を上げるなどの効果があった」(同社広報)という。
さらに同社は自社向けのBPOサービスだけでなく、他の企業向けのBPOサービスの拠点となる「IBM大連センター」を中国・大連に設立した。企業の経理業務を日本語に堪能な中国人スタッフが一括して行うサービスを展開している。
中国でのBPOサービスは、コスト的には国内のアウトソーシングに比べ、少なくとも20〜30%程度の削減が見込まれるとされている。あるアウトソーシング業界関係者は、
「短納期・大規模なエントリー業務などは、日本国内では人材の確保が困難になってきているが、中国の人材を活用することで大規模な処理・業務に対応できるのは大きなメリットだ」
と語る。
さらに、
「日本のホワイトカラーの生産性は先進国と比較して低い状況にあるが、業務を分解し最も適した場所で仕事を行うBPOは日本の労働生産性の向上にも貢献していくだろう。BPOサービスに対するニーズは今後もより一層拡大拡大していくと考えている」
一方、数は少ないが、中国の民間企業には日本企業の経理・総務の業務を受け持つ人材を募集しているところも出てきた。今後、経理や総務といった業務が中国の人材でまかなわれるケースが多くなるのは確かだ。
********転載終了********
格差問題に関して重要な要素が理解できるはずだ。つまり、最低賃金の引き上げは問題の解決にならない可能性がある。寧ろ、更なる、アウトソーシングの加速化に伴う国内雇用醸成の悪化を招く可能性がある。本当に、フリーターの方が無職よりマシ、と実感させられる社会になる危険性である。高所得を欲するならば、それ相応の生産性が必要になる。私が生産性を上げる努力を怠るな!と警鐘を鳴らすのもここに意味がある。
今の格差是正に必要な点は、民間企業が欲するスキルを、非正規雇用やフリーター、ニート等に教育・研修する機関である。これは、民間主導が望ましく、その研修機関に基本補助金を支払い、研修受講生から正規雇用が誕生した場合、成功報酬補助金を拠出するべきである。霞ヶ関官僚に民間のスキルは無い、故に、無能官僚によるリセッションを起こすのだ(※2)。
IT革命、ITの普及に伴い、元々資本に国境は存在しなかったが、その存在が、益々、形骸化しているのだ。IT普及の齎すグローバル化によって、国家間格差が是正されているのだ。
私が、「チャイナドリーム」という言葉を聞いたのは、今から数年前である。「ドリーム=夢」は「ドリーム=夢」でしかない。つまり、実現性の低い話、大多数は失敗し、極少数が獲得できる文字通りの「夢」なのである。しかし、絶望感と無気力で生きるよりは、「チャイナドリーム」を追いかけ、自力で道を切開こうと考えるのは良いことだ。しかし、NHKの番組の中で感じたのは、紹介されていた日本人は、自覚が足りない、とても甘い、と感じた。勿論、彼等は真剣で必死なのであろう、しかし、チャイナドリームを追いかける人間全員が本気で必死なのだ。他の人よりも抜き出る何かが無い限り、チャイナドリーム獲得者にはなれない、普通の本気は本気で無いのだ。
私は、海外での生活・ビジネス経験もある、東南アジアで起業した日本人ビジネスマンも知っている、シリコンバレーの日本人企業家も知っている、マッドスルーした人も知っている(※3)、そこでの成功者も失敗者も知っている、成功した人は、現地に骨を埋める覚悟があった、1年で一気に老ける、痩せる、まるで別人のようになる、現地で支えてくれるパートナー(国際結婚した人も居る)を獲得している、筆舌に尽くし難い苦労をしているはずだが苦労話さえ口に出さない、「運」が良かったと評する、私が知る限りではそういう人達だ。「運も実力のうち」とは、「運」を引き寄せる為の努力を怠らなかった人に対する表現である。
夢を追いかけるのも良いが、現実を見据えた「目標」を持つことである。フリーターから起業し成功している人間もいる。チャイナドリームを追いかけ獲得できるなら、それと同じ労力・努力を注げば日本で正規雇用の地位を手に入れる方が容易いと思うのは私だけであろうか。「チャイナドリーム」が現実逃避の一つの手段にならなければ良いと感じた。
参照:Categoly 格差・団塊・就職氷河期
※1 円換算で約300円、この金額は中国人労働者と同じである。優遇措置は「中国語研修」を無料で受講できる、という点である。
※2 現在進行中で、極めて深刻な事態が襲っている、それは既に数字に顕在化した。
※3 「マッド・スルー」とは、シリコンバレーで使われる表現です。起業家が、絶望的な困難にぶつかり、超越しようと苦しむ、その時、泥沼の中にいるようでどちらが上か、下か、左か、右かさえ分からない状態になる。その状況でもがき苦しみながらも「自力」で打開したものへの賛辞である。それを成し遂げる者は少数である。

テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
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コメント
原因は年次改革要望書
これを一切報道しないテレビが、原因を作った。
No title
私もこの番組を見ました。考えさせられましたね、色々と。
数十年後の日本はどうなっていくのか恐ろしくもなりました。
こんなグローバル化はおかしいと思っています。
ところでテンプレートが変わりましたね^^
こういう事を、たまにされる四季桜さんが好きですよ(笑)
数十年後の日本はどうなっていくのか恐ろしくもなりました。
こんなグローバル化はおかしいと思っています。
ところでテンプレートが変わりましたね^^
こういう事を、たまにされる四季桜さんが好きですよ(笑)

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